本日もハッピーなうつ患者(矛盾)みそじです。
今回の記事の議題は障害年金と社労士についてです。
私は障害者手帳2級を持っていまして、その流れで障害年金も申請しておこうと準備していました。

医師の診断書も書いてもらい、社労士に依頼してあとは待つばかりです。
その過程で障害年金について、いろいろとわかったことについてまとめていきます。
「今うつ病を患ってるんだけど、障害年金って社労士に依頼したほうがいいの?」
と悩んでる人はぜひ読んでみてください。
障害年金って?
この記事に興味を持った人は、障害年金についても知ってるか調べてある人が多いと思いますが、念の為簡単に説明しておきます。
年金といえば最初に思い浮かぶのが65歳以上から貰える「老齢年金」でしょうが、20歳以上の人でも年金がもらえる手段が二つあります。
一つは遺族年金で、被保険者が亡くなった際に支払われる年金。もう一つが、病気や怪我で生活や仕事などが制限される場合にもらえる障害年金です。
残念ながら老齢年金や遺族年金に比べて、障害年金はあまり知られていません。
私自身、障害年金のことを知ったのは、うつ病と診断されて4年が経過したあとのことでした。
医者から障害年金の制度について説明されたことはありませんし、申請しなければ貰えません。個人的にはちょっと不親切すぎる制度だなと思います。
障害年金は身体的な障害だけでなく、精神疾患にも適用されており
- うつ病・躁うつ病(双極性障害)・統合失調症などの精神疾患
- 広汎性発達障害・ADHD・自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群などの発達障害
- 知的障害(精神発達遅滞)・てんかん・高次脳機能障害
などの幅広い障害でも申請することが可能です。
ただし、うつ病の場合は診察された初診日から、1年6ヶ月後でなければ申請はできません。
「今日病院に行ったら、うつ病と診断された。障害年金を申請しよう!」と思っても無理です。
障害年金はいくらもらえるの?
障害年金は「障害基礎年金」+「厚生年金」の合計で支給額が決定します。
障害基礎年金で支給される金額
- 1級、年額974,125円
- 2級、年額779,300円
- 3級、なし
厚生年金で支給される金額
厚生年金の支給額は、その人の年金額によって変動し
- 1級、報酬比例の年金額×1.25+配偶者の加給年金額
- 2級、報酬比例の年金額×1.25+配偶者の加給年金額
- 3給、報酬比例の年金額
1級、2級なら子供がいる場合は支給額がさらに追加
- 第1子と第2子、それぞれ224,300円
- 第3子以降、それぞれ74,800円
障害年金を申請するのに必要な書類
必要な書類は
- 年金請求書
- 受信状況証明書
- 診断書
- 申立書
- 年金手帳
- 戸籍抄本もしくは住民票
- 銀行口座の手帳の写し
- 障害者手帳(障害者手帳所持者のみ)
の8点(赤い太字の書類は医師が、青い太字の書類は自分か代行の人が書く)
配偶者や子供がいる場合は、その人の住民票や収入が確認できる書類も必要ですし、過去の障害年金を遡って請求する「遡及請求」の場合は初診証明書も必要になります。
障害者手帳と違い、障害年金は必要書類が多いので、私は自力で申請する気が失せました。
家で引きこもってる私が、一人でこんなの用意するの無理無理無理
社労士に依頼するメリット
社労士に依頼する上で一番のメリットは、申立書を代行で書いてくれることです。
私は何月何日に〇〇という病気を患い、この期間まで〇〇病院に通院しました。自覚症状は〇〇で、通院期間は月1回、医師からのこういう指示があり、治療によってこれだけ回復しました。ですが、〇〇という事情があり転院しましたが、馴染めずに受診する期間が〇〇~〇〇までありました。その間の自覚症状は・・・etc
みたいなことをひたすら書いていく書類です(就職活動で書く履歴書みたいなもの)

この申立書で厄介なのが3点あり
- 内容はできるだけ具体的に、なおかつ内科的疾患を書きすぎないように
(精神疾患で申請する場合) - 枠内にできるだけたくさん書く
- 医師が書いた診断書と矛盾する点があったらNG
・・・こんなの、夏休みの読書感想文すらまともに書いた記憶がない私に書けるわけない!
ということで、私は全部社労士に丸投げしました。
社労士に依頼すると、個人面談で今の症状やこういう点が辛いなどを相談したあとに書いてくれるので、私はしゃべるだけで終わりました。超ラク
社労士に依頼するデメリット
デメリットはお金です。
マネーは大事ですが、私が依頼したのは着手金ゼロのところでした。申請が通らなかったら料金は無料です(各種書類の費用は自分で払わないといけませんが)
よっぽど悪徳な社労士に依頼しないのであれば、障害年金の着手金ゼロは当たり前みたいです。どこに依頼するか調べてみましたが、ほとんど着手金ゼロ円のところでした。
結論:申立書を書ける自信があるなら社労士に依頼する必要はない
申立書以外の書類は、ほとんど自分で用意しました。申立書を書けるなら別に社労士に依頼する必要はありません。
出す書類が多すぎる!と思って社労士に依頼したのにこの結論とは・・・
ですが、申請するときに必要な書類が不足していたら困ります。再審査のリスクを考えると、社労士に依頼するほうがベター
「社労士に依頼する前に自力で申請して、ダメだったら社労士に依頼すればいい」と思う部分もあったのですが、
- 年金事務所に不利益な記録が残る可能性がある
- 再審査請求は着手金ゼロのところがみつからなかった
という理由からおすすめしません。
- 社労士に依頼する:もらえる金額が減るけど、申請が通る確率は上がる
- 社労士に依頼しない:もらえる金額が増えるけど、申請が通る確率が下がる
どちらを選ぶかは人それぞれですが、リスクを減らしたいなら社労士に依頼したほうがいい。というのが私の結論です。
ここまで読んでくれて、ありがとございました。
追記
障害基礎年金2級と認定されました。
