秒速5センチメートルは地味にトラウマになってる男、みそじです。
新海誠が監督のアニメ作品は「君の名は」で一気に広まった印象を受けますが、過去作はBADエンド的な話が多くて、見る時にものすごい気力がいるのが難点
今回の新作「天気の子」も、それはもうハラハラしながら映画館に足を運びました。
ここから先は「天気の子」のネタバレがちょびっとあります。
それでも読みたい!という人は下からどうぞ!
「天気の子」ってどんなアニメ映画なの?簡単な概要
簡単にあらすじを書くと
家出した少年が
親を無くして孤独な姉弟と
天候を操る力を使ってお金を稼ぐお話
・・・いろいろ端折っていますが、見に行く前の事前情報としてはこれぐらいで十分だと思います。
前作の「君の名は」に登場した主人公ヒロインもゲスト出演するので、そちらにも注目です(本当にゲストなので前作を見る必要は無し)
「天気の子」を視聴した感想
肝心の感想ですが、前作「君の名は」よりも面白かったです!
ここでは前作との違い・・・というか、評価が別れた部分に重点を置いて書いていこうと思います。
「天気の子」は登場人物が少ない分、中身が濃かった

前作の「君の名は」は、個人的にはちょっと微妙な出来でした。
というのも、主人公とヒロインの視点が交互に入れ替わる上に、人間関係も2倍に増えており、2時間という制限の中では明らかに描写不足が目立ったからです(特にヒロインの親)
今作の「天気の子」の場合、メインとなる登場人物が5人で固定されていて、それぞれに見せ場があり、どうしてそういう行動になったか?まで理由が描写されてるのが良かったですね。
伏線回収が綺麗に終わった
「君の名は」の伏線として使われたギミックは時間のズレと入れ替わり、そして記憶を失うというのがポイントだったと思うのですが、このギミックは現代人からするとちょっと無理がある部分が多かったですよね。
例えばスマートフォンの機種は2年も経てば違うものになってるだろうし、それまでに日付を確認する機会は何度でもあったはず。
ヒロインの父親に関しても、映画の描写だけではモヤっとする描写が多く、劇中では疑問が解消されない部分があるのもマイナス点でした(小説版の外伝を読むと不可解な父親の行動が理解できます)
「天気の子」の感想なのに「君の名は」のほうが長く語ってしまいました。
今作の天気の子は、「君の名は」に比べると大掛かりな伏線や謎解きはありません。
ラストの結末以外は視聴者の予想道理に話が進みますし、新海誠にしてはハラハラ度が足りない!と怒られるかもしれませんが、その分ラストまでの盛り上がりも真っ直ぐ見れて個人的には大満足でした。
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劇中のBGMが派手さはないが雰囲気にあっていた
今作は前作の「君の名は」と比べると、極端に印象に残る劇中歌は少ないです。
ただ、前作と比べると本編と非常にマッチしたものが多く、前作よりも明らかに良くなりました。
前作はちょっと音楽の自己主張が激しかったですからね・・・
特にクライマックスで流れる劇中歌の音圧はやばかったです。これは映画館じゃないと味わえない
ラストについてちょろっと書くと・・・
新海誠の作品を視聴する上で一番気になるのが、ラストはバッドエンドなのかハッピーエンドなのかですよね?
これついては大きなネタバレになるので↓に書きますが・・・・
ハッピーエンドでした。
問題も残ってるのでちょっとビター気味ではありますが、ヒロインとも再会したし、記憶を失うなんてことも無かったです。
そのかわりラストは予想外の結末だったので、見に行く予定のある人はネタバレされる前に早く見に行くことをオススメします。
「天気の子」の感想まとめ

前作の「君の名は」から新海誠のファンになった人には、前作以上にオススメできる映画だと思います。
ある意味「君の名は」のアンチテーゼでもあるので、前作が合わなかった人も見てみる価値は十分あるかと
ただ、新海誠にしては後味の悪さが足りないというか、今ままでの新海誠ファンからすると物足りなさも感じてしまうかも・・・・と感じた映画でした。
気になる人は、ぜひ映画館で視聴して確かめてみてください!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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