人生に常にNOを突きつけてきた男、みそじです。
最近はAmazonプライムで過去の名作映画を見るのにハマっていまして、その中でも心に刺さった映画をレビューしていきます。
今回紹介する映画のタイトルは「イエスマン”YES”は人生のパスワード」です。
「イエスマン “YES”は人生のパスワード」のあらすじ

- 友人の飲み会に誘われてもいかない
- 仕事のリスクになることはやらない
- 面倒だと思ったことには全てNO
という誰にでもありがちなNO生活を送る男”カール”
そんな常にNOと言っていた男が、常にYESと言ったら可愛い彼女ができて、仕事もうまくいき、人生上手くいきました。という、ちょっと怪しい広告を彷彿とさせるストーリー
あらすじを読むとファンタジー感あふれる話に見えますが、実に面白いことに何処か現実っぽさがあります。
何処が現実っぽいのかというと、最初YESを試したときに可愛い女性と仲良くなれたから「YESマンすげぇ!?」と思って実践した結果、いい方向に好転していく所。
最初に上手く行くと、それが正しいと思うのはよくある(笑
非論理的な事柄でも、最初に大きな成功があると、それが基準になるのは当たり前。
イエスマンを試したら最初によかったことが、”好きなタイプの可愛い女性”と親しくなれたことですよ?
イエスと言い続ければ、また彼女と急接近できるかもしれないと思えば、イエスマンにならないという選択肢はあるでしょうか?
いいや、ないね!
イエスマンは素晴らしい
イエスマンになった彼ですが、イエスと言った結果、完璧に良い結果がでているわけではありません。むしろ、どうみてもマイナスだった出来事も沢山あります。でも彼はその結果が”良かったこと”と解釈しています。
この部分が、作者の一番良いたかったことじゃないかな。
挑戦して良かったと思える心こそが、イエスマンの本当の強さであると
NOと言っていた昔の彼は「挑戦しなくて良かった」「挑戦して後悔した」からこそあのような人格になっていったのだろうし
「NOと言って可能性を狭めるのはもったいない」ということだと思う。
そのあとも様々な難題がでてきますが、イエスをいい続けた経験と人脈からさらに大きなYESへと発展していきます。
最後はどんでん返しがきて、ブラックジョーク的なオチになるのだけど・・・ここでネタばらしするのはやめておきます。
イエスマンのデメリット・悪かった所
断れないというのは現代だと詐欺にあって、借金抱えて終わるという未来しか見えないかもしれない。
イエスマンの本質的にはそこは重要ではないんだけど、タイトルを見ただけだとそう感じてしまう人は多そう。
あとは作中でイエスといった結果が、ご都合主義すぎると思わなくもない。
だけど「コメディだから」という安易な逃げ道より、一番最初にイエス!!と言った結果、ヒロインに遭遇出来た部分が非現実的で、ご都合主義だったと思う。
ここを否定できるなら、ボーイミーツガール作品は全て読むべきではないことになる。
一番のファンタジーは、ヒロインがちょっとメンヘラっぽくて、でも可愛くて前向きというところ。そんな女性がフリーとかありえない
そして一番理不尽なところは、これが体験談をもとにした作品だということ
イエス!なまとめ
イエスと言い続ければ、可能性を広げることができる自己啓発映画。
この映画は約10年前の映画だけど、一番心に刺さるのは現代社会に疲れた20代から30代の人間だと思う。
ネット社会が加速度的に進化していくなかで、自分の価値観に固執してNOばかり言っている人は多いのではないだろうか?
昔みていたけどあまり楽しめなかった人、名前だけは聞いたことあるけど見たことがない人。まったく知らなかった人。
是非一度見てみることをオススメする。
以上、Amazonプライムで見て面白かった映画のダイレクトマーケティング活動でした!